春といえば桜の季節。
京都へ夜桜を見に行こう!
京都は三条。
ここから桜を眺めながら清水寺まで夕刻をさまよう。
通りには桜。そしてそれをもとめてさまよう人々。
塀から顔を覗かせる桜の大木。
京都の桜は見ごろを迎えていた。
清水寺までの道中、八坂の塔が出迎えてくれた。
近くで見るとその大きさに圧倒される。
これほどの建造物をどうやって設計し、組み立てるのか。
と、昔の人たちの創造力に思いをはせる。
いつの間にか辺りは暗くなっていた。
枝垂桜を横目に清水寺へと続く坂道を歩く。
京都は本当に人が多い。歩いている人は皆そう思っていることだろう。
四季に敏感な日本人もさることながら、外国からの観光客もまた京都の四季をもとめて訪れているようだ。
清水寺についたころにはあたりは闇につつまれていた。
闇の中に桜の木だけが照らし出されている。
清水寺は桜のライトアップで黄金に輝いていた。
人混みの中、歩き疲れた体には心地いいほど綺麗な情景だった。
昼間の淡い桜色もいいが、ライトに照らされた夜桜もいいものだ。